福岡で見つけた子供向けの古本

古い絵本

『トラウマになった「ケイブンシャの大百科シリーズ」』

福岡市中央区の古本屋で購入。
「ゴジラ」シリーズの東宝特撮映画をはじめ、
円谷プロ作品の「ウルトラQ」「怪奇大作戦」
もっと古い「少年探偵団」「怪獣マリンコング」 などが掲載され、
モノクロ・スチール写真の不気味さが今もトラウマになっています。
それからうん十年、ビデオやネットで簡単に観れる状況となりまして、
「ウルトラQ」の不気味な巨人が登場する「変身」やら怪獣が出てこない「あけてくれ!」
一連の「東宝特撮映画」シリーズや、「ウルトラセブン」の実相寺昭雄作品など鑑賞したところ、
結論を言うと、やはり「子供向け」であり、
見なければよかった作品が大半を占めました。
いくらカルト作品でマニア向けの台本やポスターの買取も高く価値があると言われていても、
子供向けTV番組の30分前後で表現するには限界がある。
シュルレアリスムの名作ルイス・ブニュエルとサルバドール・ダリの「アンダルシアの犬」は15分程度、
これ程の名画と比較するのも野暮だけど、
鑑賞時間の浪費を考えると、
特撮ものは古本や予告編等で楽しむのが一番面白いです。

ぶらり福岡図書館に入ったら、
「戦前日本SF映画創世記:ゴジラは何でできているか」なる本があった。
ロボットがチャンバラする「無敵三剣士」
江戸に出現する「キングコング」
見たこともないトラウマになるであろう写真が沢山掲載され、
こんなのを見るとまた映像が観たくなるのだけれど、
実際に観ると、きっとツマらないはず…。
しかしながら研究所の類としては面白い。

私流、SF・特撮映画の見方は、「本」を読み幻想を抱くこと。
子供の頃見た夢は夢のままでいた方が良いのかも。
続いて雑誌コーナーに行くと「ゴジラ」シリーズのDVDが廉価で発売さていた。
私が観た一連の特撮映画の中でもっとも好きな作品が「三大怪獣地球最大の決戦」
これはストーリーも凝ってるし、クールな007のボンド・ガールの若林映子も魅力的で、
ザ・ピーナッツも相変わらず可愛い。
怪獣登場のシーンは、それぞれの単体主演作品のダイジェスト版のよう。
これは飽きることなく観続けられる。
さらに、キングギドラの登場シーンは、
映画史上に残る映像の美しさ。
この映画には大衆娯楽のありゆる要素が存分に詰まっている。

『ジャズと童謡の出会い「おかあさんといっしょ たくみお姉さん ありがとう、さようなら。」』

大人が買っていいものなのか悩んでいる。
もちろん対象年齢の幼児の息子がいるのだけれど、
本当に欲しいのは私の方なのです。

この前、購入したCDでアケタズ・ディスクからのパーカッション奏者、
今村祐司のソロ・アルバムがあります。
ファンキーなオルガンをきかせるのが渋谷毅。
この日本が誇るジャズ・鍵盤奏者は、普段はピアノを弾き。
唯一無二の美しい世界を作り上げています。
(このアルバムで一番好きなのは加藤崇之のギターなのですが。)

さて、こちらの渋谷毅さんは「おかあさんといっしょ」に多くの曲を提供しています。
これを2016年の春まで8年間歌っていたのが三谷たくみおねえさん。
本当に珍しい声の持ち主でありまして、
古い戦前歌手、クレオ・ブラウン、ヘレン・ケイン、そして三谷たくみ。
私の愛するコケティッシュ三人娘です。
よって「渋谷毅ミーツ三谷たくみ」
私にはベストな組み合わせとなります。

三谷さんは(もう、おねえさんではないですね)しっかりバラードも歌えますので、
「渋谷毅ミーツ三谷たくみ」でCDを出して欲しいです。
(まあ「おかあさんといっしょ」のアルバムで殆ど実現していますが)

ビジュアルももちろん可愛いので、
この本は、いずれ古本屋で高価買取で取引されることでしょう。

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